GoldRiver Orchards

品質のあくなき追求

エスカロン農場の外観農業ビジネスでMBAを取得した後、生まれ故郷のカリフォルニアを離れたドン・バートンは、Ocean Spray Cranberries, Inc. やThe H.J. Heinz Corporationを含む米国の大手食品企業でマーケティングの経験を積みました。また、ドンは「マーケティングで手伝いが必要ならいつでも連絡してくれ」、と兄弟達に言っていました。

ドンとマニュエルそれは2002年の夏の終わりに実現しました。ある日、ブレント・バートンは、隣人のジョー・ガンビーニ氏より、彼のクルミ殻剥きおよびパッキング事業の経営を引き継ぐつもりはないかと聞かれました。ブレントはドンに電話をかけ、マーケティングのキャリアを離れ、新しい事業を担当する気は無いかと尋ねました。ドンと彼の妻ジャンは、工場を訪ね、兄弟達とガンビーニ氏から詳しい話を聞いた後、東海岸からカリフォルニアに移りファミリーの新しいビジネス、GoldRiver Orchardsを始めることになりました。

クルミを選別する従業員ドンとその家族は事業を開始すると即座に、品質に妥協しないバートン・ファミリーの伝統を守ることが、急成長の中においても企業の最優先課題であり、今後もそうありつづけるということを認識しました。GoldRiver Orchardsの目標は、常にクルミ加工産業の最も高い基準を達成し、これを超えることです。

エスカロン農場の空中写真GoldRiver Orchardsの業務はHACCPガイドラインに準拠し、毎日記録と管理が行われています。出荷される製品はすべて、American Council for Food Safety and Qualityによりグレード分けされ、認証されています。この組織(旧California Dried Fruit Association)は米国農務省の下で業界のグレード分類および規格の実施当局として活動しています。

GoldRiverの製品はすべてACFSQの品質認証を受けていますが、GoldRiverは独自に、これより遙かに高い基準を設定しています(各製品の“原材料” セクションにある説明書をお読み下さい)。たとえば、多くの業者が「ハイスペック」と考える原材料は、GoldRiver Orchardsでは標準品として提供されています。この品質への取り組みには、クルミの処理の各段階毎に行われる、一連の厳しいチェックも含まれます。

最先端の処理装置すべての製品は異物を取り除き、分類し、磁石と金属検知装置を通した後、パッキングしたその日にサンプル分析し品質基準を満たしていることが確認されます。この基準が満たされない製品は一切工場から出荷されません。出荷されるすべての箱にはバートン家の名前が印刷されており、優れた品質という伝統を守り続ける使命を私達に伝え続けています。

エスカロンプラントのトレーラー2013年6月、GoldRiver は新天地カリフォルニア州エスカロン、Enterprise Roadに華々しく移転しました。新しいプラントは9290平方メートルを超える処理、貯蔵、オフィススペースを有しています。この最先端の施設によりGoldRiverは生産性と品質を高め、コストを削減することができます。

有毒ガス排出装置2015年、GoldRiverは連続6回目のPinnacle Awardを受賞しました。これはカリフォルニア州サクラメントに本拠を置くAmerican Council for Food Safety and Qualityによる3回の抜き打ちプラント監査で「最優秀」を獲得した処理担当者に与えられたものです。プラントは近年、HACCP認定を受けることができました。GoldRiverは最先端の食品安全規格に適合していることが証明されたのです。バートン農場からの生産に加え、GoldRiver Orchardsは、カリフォルニア州サンホアキンバレー近隣の栽培業者の選抜グループからクルミを買い取っています。

出荷にむけてクルミを準備する彼らはすべて共通項があります。彼らはGoldRiverに卓越した品質のクルミを常に供給するのです。米国は同社の最大の単一市場ですが、GoldRiver Orchardsはその製品の大部分を極東、欧州、中東、オーストラリア、南アメリカに輸出しています。

過去2、3年にわたり、同社の日本への進出はめざましいものがあります。一般に日本は世界で最も品質を重視し要求が厳しい輸出市場とされています。昨年、GoldRiver Orchardsは6大陸の26カ国にクルミを出荷しました。